ミーレ ウォッシャーディスインフェクター DAC プロフェッショナル DAC ユニバーサル フリーアーム アルテオ 5倍速コントラ(KAVO社製) プライムスキャン ディスポスリーブ バイオトロール



ミーレ ウォッシャーディスインフェクター PG8591

ドイツ、ミーレ社製の医療器具洗浄器
世界で最も厳格な衛生管理が行われているドイツにおいて、ミーレは圧倒的なシェアを誇るメーカーで、国際規格ISO15883に準拠した高性能医療器具洗浄器でを導入しております。簡単にいうと食洗機ですが、家庭用は油をターゲットにしているのに対して、医療用は血液や唾液などのタンパク質をターゲットにしています。タンパク質は50℃で変性してしまうため、特殊なプログラムで洗浄ができ、約1時間で肝炎ウイルスやHIVなどの病原性も完全に不活性化できます。
歯科用の医療器具には鋭利なものが多く存在し、今まではスタッフが手洗いしておりました。洗浄中に事故が起きるリスクも高く、かつムラができてしまうのですが、この機械を使うことでスタッフの安全を担保するだけでなく、高レベルな洗浄を常に行うことができます。また、近年は滅菌前の洗浄が重要と叫ばれるようになり、たとえクラスB滅菌をして病原微生物やウイルスを死滅できたとしても、病原性を十分にコントロールされていないと言われています。
日本の歯科医療ではまだまだ普及率も低いですが、ウォッシャーディスインフェクターと呼ばれる機械で洗浄し、クラスB滅菌をするのがグローバルスタンダードになります。患者様の安全は無論のことですが、我々医療従事者の安全も守るための器械です。



DAC ユニバーサル

ドイツ、シロナ社製の滅菌器
ハンドピースと呼ばれる治療用インスツルメントを専用に滅菌するための器械です。ハンドピースは口の中に入り、唾液や血といった体液に汚染されます。これをアルコールで消毒するだけでは細菌やウイルスを死滅させることができないため、専用の装置で滅菌します。
来院頂く全ての患者様に、安心して安全な医療を受けて頂くために、必ずこの器械で滅菌したハンドピースを使用しております。
また歯を削るときはタービンと呼ばれるハンドピースは使わず、全て5倍速コントラ(全てドイツ、KaVo社製)と呼ばれるハンドピースを使用しております。歯に対するダメージを最小限に、かつ正確な切削が可能になります。



DAC プロフェッショナル

診療するために必要な器材を滅菌するための器械です。ミーレのウォーターディスインフェクターで洗浄された医療器具はそれぞれパッキングされ、この器械で滅菌いたします。欧州基準をクリアーしているクラスB滅菌が可能です。治療に必要なものは滅菌できるかどうかも含めて検討購入され、滅菌できないものに関しては全てディスポーザブル(使い捨て)にしております。昔のように消毒ではなく、滅菌を徹底したため、消毒用アルコールはほとんど使用いたしません。
また1996年にアメリカ疾病管理予防センター(CDC)が発表したガイドラインであるスタンダードプリコーションを徹底しております。当院が目指す安全、安心な治療の礎です。



フリーアーム アルテオ

一般的に口腔外バキュームと呼ばれる、口腔外の粉塵などを吸引するための医療器械です。歯科診療において、歯を削る、歯石を取る、被せ物を調整するなど、多くの飛沫がエアロゾルとなって噴霧されます。クリニック内の汚染につながるのみならず、我々医療従事者の感染リスク軽減するためにも重要な器械です。特に当院でメインテナンスに多用しているエアフローは、どうしても口腔外にエアロゾルが撒き散らされてしまいます。この口腔外バキュームを用いることで、我々も今まで以上に感染のリスクを軽減するのに大きく寄与することが可能になります。
当院には歯科医院特有の匂いが存在ません。空気清浄機なもど使用していることもありますが、常に全てにおいて徹底した衛生管理がなされており、安心安全の礎です。一般的な歯科診療から手術に至るまで、最高レベルの衛生管理を全ての患者様に提供しております。



パージ&サニテーション

当院で使用している全てのトリートメントセンター(治療ユニット)は、ドイツ、シロナ社の製品です。トリートメントセンターには水が滞留しやすいため、その中で細菌が繁殖する環境を作ってしましますが、当院のトリートメントセンターには、口を濯ぐ時も治療中に使用する時も、水を清潔に保つための消毒機能が備わっております。また、全てのトリートメントセンターは毎朝、水回路を強制的にフラッシングしており(パージ)ます。また水回路内の集中消毒(サニテーション)もでき、メーカー推奨のスケジュールで定期的に実施しております。
世界で最も厳格な衛生安全基準を有するドイツにおいて、ドイツ病院保険衛生協会(DGKH)により、ロベルトコッホ研究所の推奨に準拠した高レベルの衛生安全基準に適合していることが確認されております。



消毒

当院で使用する医療機器は、残念ながら全て滅菌できるわけではありません。口の中に入れた手(グローブ)で器械を操作するために、残念がら様々なところを汚染してしまいます。汚染を防ぐために、滅菌できないものにはディスポーザブル(使い捨て)かバリアフィルムと呼ばれるブルーのフィルムを用いております。ディスポーザブルの器具、そして全てのバリアフィルムは患者様ごとに交換されます。
また、トリートメントセンター(治療用ユニット)周りにはイギリスのバイオトロール社の消毒剤バイオサニタイザーが使用されており、器具を傷めることなく安心して高い衛生状態を確保できるばかりか、万が一口の中に入ってしまっても(特に小さなお子様)問題なく安心できる薬剤です。トリートメントセンターのみならず、受付周りや待合室の椅子など、我々のみならず患者様が触る全ての部位で、バイオサニタイザーによる高レベル消毒を行なっておりますので、ご安心ください。